『エンタメ』×『音』×『 ? 』 アーティスト ながしまみのりさん 【OB OGインタビューシリーズ vol.6】

上写真:お絵かき水族館

ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」に所属しながら、”エンタメ” と “音”を軸にアーティストとして幅広く活躍する、ながしまみのりさん。KMDの卒業生でもあるながしまさんにお話を伺った。

prof

ながしまみのり さん

東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)修了。

チームラボ株式会社にて、『チームラボアイランド学ぶ!未来の遊園地』を中心に、アート作品や展示のディレクション、サウンド制作に携わる。

作・編曲家、キーボーディストとしても活動中。

http://www.minori-nagashima.com

 

-KMDに入る前は何をなさっていたんですか?

東京藝術大学の音楽学部音楽環境創造科で、映像や舞台の音楽、空間音響作品などをつくっていました。在学中に、ただ作品をつくって発表するだけで、お金にも繋がらず、自己満足で完結してしまっている状況を目にすることがあり、これではだめだなと思っていました。

「音楽は趣味でいい」「売れなくてもいい」ではなく、音楽で生計を立てる方法を考えていました。

また、いわゆるCDとして出すような音楽とは形態が異なる作品をつくることも多かったのですが、音楽が必要とされる場面は、CDだけではないはずだとも思っていました。

-KMDではOIKOSの中にあるMusic Projectに所属されていたんですよね

私が入る前は音楽に関するプロジェクトはなかったのですが、自分でプロジェクトを立ち上げられるという話を耳にし、直接稲蔭先生に話を聞きに行ったりしました。当時、同期や博士過程に音楽をやってきていた人が数人いたので、その人たちと組みMusic ProjectをOIKOSの中で立ち上げて研究をしていました。

– 研究の内容をもう少し教えていただいてもよろしいでしょうか

ショッピングセンターの音の価値を上げるという研究をしていました。人が通ると音が追加されるといった、音にインタラクティブな要素を付け加えて音響空間をつくる研究でした。

大学時代に有楽町のマルイのBGMをつくったことがあり、そこで、いわゆる”CDとして販売する”ことが目的ではない音楽をつくる場面もあるんだと知ったことが研究のきっかけでした。

また、OIKOSとは別で、IVRC(国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト)にも『Sound Forest』という作品をチームでつくり出展しました。IVRCの後にDCEXPO(デジタルコンテンツEXPO)やLaval virtual にも出展させていただき、いくつか賞をもらいました。その作品も音響空間をつくることがコンセプトだったのですが、一つの玉の中に4つスピーカーが埋め込まれたオブジェクトが部屋に複数配置してあり、全体でも音響空間になっていて、玉の一つに触れるとその中でも立体音響が生まれる、というものでした。さらに、音は振動なので触覚としても音を体験することができるという、音と触覚と空間という切り口でつくった作品です。藝大の頃から、音を2チャンネルで聴くのではない形態に興味があったので。

Sound Forest

Sound Forest

 

玉に込められたスピーカーの音を楽しむ

玉に込められたスピーカーの音を楽しむ

-卒業後はどうなさったのでしょうか

新卒でチームラボに入りました。私が入ったあたりからアート関係の仕事が増えてきて、私自身が学生時代に作品をつくることをやっていたこともあって、展示系の案件を担当することになりました。入ってしばらくして、沖縄のあるデパートの一画でイベントをすることになり、チームラボの中で「子供向けの作品があってもいいよね」という話がでました。私が担当になり、『お絵かき水族館』や『天才ケンケンパ』など、4作品ほどを一気につくりました。それまでは主に受託の仕事が多く、例えば「車を使って何かしてください」といったような依頼が多かったんですが、この時は「この空間で何かやってください」という依頼で、予算などの制約はあれ、「勝手に作品をつくっていいよ」と言ってもらったような感じでした。

これがきっかけになって、『チームラボアイランド-学ぶ!未来の遊園地-』というプロジェクトがはじまりました。今では、日本全国のみならず、海外でも展示させてもらっています。

天才ケンケンパ

天才ケンケンパ

-作品をつくる際に気をつけていたところはありますか?

『チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-』においては、私は子供向けという意識で作品づくりをしていません。大人が「おっ」と思うものじゃないと子供は振り向いてくれないので。私自身がお子様ランチを食べたくない子供だったというのもあるんですが(笑) 絶対に、「かわいい」とか「カンタン」というものに落とし込みたくないと思いながらつくっています。

また、これはKMDの頃に学んだことが生きているのかもしれないですが、やろうと思えば一つの作品にいくらでも要素を詰め込むことが出来ますが、そうすると収拾がつかない作品になってしまうので、要素を入れ過ぎないように気を付けてつくっています。

-音への興味はいつごろからあったのでしょうか?

もともと子供の頃からピアノをやっていたんですが、それを仕事にするということは全く考えていませんでした。ただ、高校生の時に、とあるアーティストのことをすごく好きになりまして、その時に、音楽ももちろんなのですが、エンターテインメントって凄いなと感じました。音楽だけでなく、あらゆる要素をひとまとめにガッと見せるところがとてもかっこよくて、そういったことに関われたら良いなと思いました。音が軸というより、エンタメが軸だったんです。

-ながしまさんにとってエンタメとはどういうものなのでしょうか

私は結構、ライブや舞台を観に行った時に、アーティストを観ているというよりお客さんを見ていることが多くて、ニューヨークに行った時もブロードウェイが好きで何度も通ったのですが、そこでもお客さんの反応を見ていました。人種も年齢も性別も違う人たちが、同じものを観て、感動や驚きを共有する場にとても魅力を感じるんです。すごいライブを観た時も、周りのお客さんが盛り上がっているのを見ると鳥肌が立ちます。なので、これからそういったものをつくっていくことに関わっていけたらいいなと思っています。

-これからはエンタメを軸に、どのように活動なさるのでしょうか

純粋に音をやりたいという欲求がありつつも、音だけだと表現しきれないものがたくさんあるということも感じていて、総合的な表現活動ができればと思っています。

今まで音楽やアート作品の制作からディレクションまで経験してきたのと同時に、現在は、いわゆるメジャーの音楽業界で曲のアレンジをしたり、ライブやレコーディングで演奏したりということもやっています。つくる・パフォーマンスする・ディレクションする・発信する、と包括的に経験してみて、やはり音楽・エンタメは面白いなと改めて感じていて、その中で自分がどういうことがしたいのかと考えています。

keyboard

ステージ上、キーボードから

なかなか、ながしまさんのお仕事を一言で表現するのは難しそうですね

アーティストという肩書である時もあれば、ディレクターという立場である時もあるし、ステージに立っている時もあれば、裏方として曲をつくっていることもあります。見方によっては「よくわからないけど色々やっている人」と思うかもしれません。実際、わかりやすい肩書がないと、自分が何をしている人か理解してもらえない時があると社会にでてから痛感しました。

ただ、何かの肩書を持っていても、実はハイブリッドな働き方をしている人は結構いると思っています。今は明確に一言で自分を表す肩書は思いつかないのですが、これから自分が活動していくことで新たに定義をしていきたいと思っています。

聞き手: 岸田卓真

== KMD FACTORY 開催! ==
■ 日時:2015年11月27・28日(金・土)10:00〜18:00
■ 場所:五反田 東京デザインセンター 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)が企業や地域社会と連携のもとで進めている「リアルプロジェクト」を学内外の方々にご覧いただくためのオープンハウスイベントです!
http://kmd-media.com/forum/

■ KMD FACTORYへ工場見学に来ませんか? 招待状発行はこちらから→ http://kmd-media.com/forum#invitation–anchr

Visit Sweden! Visit ERICSSON! – Social Things

Please mark on your calendar for 27-28 November:
6th KMD Forum “KMD Factory” is coming!

Hi, this is Miyo from PLAY: Entertainment Media Design.
I have been working for “Social Things”: Project exploring new aspects of Internet of Things (IoT) as a research in collaboration with Ericsson.

Early this year, team members from KMD visited Ericsson’s research labs in Stockholm to introduce our latest updates, prototypes and current discussions around the topic in mention.

Lets have a quick overview of our experience.

Sunday, February 8th – DAY 1

Arriving at Stockholm  after 17 hours flight from Tokyo via Munich (having sausages and beer while waiting to be onboard)

ERICSSON

 

Since it was already late at night and we were deadly tired, we just did the check-in, got some water and snacks from the 7-Eleven, and slept to be fresh and ready for the next day.

 

KMD

 

Monday, February 9th – DAY 2

God morgon (= Good morning) Sweden ~~!

 

KMD 稲蔭先生

 

This was our first day visiting Ericson’s lab.  We took the metro and walked through an snowy path in Stockholm.

 

KMD

 

 ー Be careful not to slip!

 ー Look at that!

 

KMD

 

ERICSSON

 

ー Welcome to Ericsson Studio!!

 

KMD

 

We were really glad and amazed.  We enjoyed looking around the studio, walking by the different projects showcased, listening some of Ericsson project stories and latest approaches to technology and design.

 

 ー So Excited!, I just found a signature of Nobel Prize winners in Physics 2014 on the wall!

 

KMD

 

After having shared our project’s concept and current prototypes as introduction and work in progress, we were divided into two groups: Design and Technology.

The design group would concentrate on defining the experience and the reasons to believe in social things; while the technology group would look at how to imrpove the current prototypes, find a common agreement on technicalities and better ways to deploy interaction.  All these activities were managed as open workshop session.

 

ericsson

 

As a reward of our hard work, we closed the day by having a traditional Swedish dinner altogether.

ー How is this called? Is it fish or beef? how could I eat that?

 ー What a delicious way to end the journey.

 

Tuesday, February 10th – DAY 3

 

 ー How far do you know about Ericsson?

 

 ー Today we joined a studio tour and learned about Ericsson’s history:

 

Ericcson was founded in 1876 as a telegraph equipment repair shop by Lars Magnus Ericsson.  The phone on the guide’s hand is the first phone from Ericsson in 1878.  1878!

There were no batteries, no power, no bell; so instead use a whistle to make a phonecall.

 

Interesting!

 

DSC06693

 

ericsson

KMD

 

And this was our last day at Ericsson studio.  We shared each team’s progress for the past 2 days, tried to align efforts and plan next steps to follow.

 

KMD

IMG_2507

 

Students team shot in Stockholm.

 

KMD

 

Wednesday, February 11th – DAY 4

 

What a short trip!

We have to say “Good bye” to Sweden.  Hope to see you soon

 

KMD

 

For more information about Social things,

A video of the Special Session in Sweden is Available on Youtube.

 

【KMD Channel】Professor Masa Inakage -The World Where Things Behave Like Living Beings Ericsson and KMD “Social Things”-

Masa Inakage, Dean and Professor at KMD, interviews Mr. Mikael Anneroth from Ericsson Sweden.

 

There is an article about this project on KMD Brochure 2015/1026 (Page 7).

 

Besides you can see our demo at the KMD forum!

We will be waiting for you!

Thank you for reading.

 

 

『デザインの寿命を長くする。』クリエイティブ集団 蝉semi【OB OGインタビューシリーズ VOL.4】

『蝉semi』さんのフラッグシップストアにお邪魔させていただき、KMD卒業生である石川さん、 鹿毛さんにお話を伺いました。

蝉semiのお店は蒲田の住宅街の中にあります

蝉semiのお店は蒲田の住宅街の中にあります

 

resized__MG_6537

入り口の様子 赤い旗が目印

 

店内にはカラフルな商品が並ぶ

店内にはカラフルな商品が並ぶ

 

蝉semi : KMD在学中に結成し、現在も活動を続けるクリエイティブユニット。『デザインの寿命を長くする。』を理念に、掲載の終わった屋外広告等の使い捨てられていたデザインたちを素材とし、鞄や財布などのプロダクトを制作、販売を行っている。
URL:蝉 semi | Official Web Site

 

左: 鹿毛さん 右: 石川さん

左: 鹿毛さん 右: 石川さん

石川大輔(いしかわ だいすけ)さん:「デザインの寿命を長くする」を哲学に、掲載済みの屋外広告や産業廃棄物工場に廃棄された素材から、バッグや小物等のプロダクトを製作および販売を行う「蝉 semi」の代表。21世紀を生きる自分たちにとってのものづくりとは!?という疑問から始まり、自分を実験材料として日々研鑽に励む。

鹿毛雄一郎(かげ ゆういちろう)さん:1987年生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科卒。2011年リクルート入社。入社後新規サービスの立ち上げなど複数のサービス開発に携わり、現在はAirレジのUXデザインを担当。週末は「蝉 semi」のインタラクションデザイナーとしてオンラインストアやウェブページ、店舗での体験価値向上を担う。

 

岸田 : 蝉 semiはKMDの仲間でチームを組んでいたそうですが、プロジェクトとは別でやってらしたんですよね?
石川さん : そうです、なので先生方には特に話をしていたわけではありませんでした。
島田 : 自分たちだけで始められたんですか?
石 : そうです。
岸 : 以前、別の記事を拝見させて頂いたんですが、学内でプロダクトを制作していたのは工作室(現Hacking Studio)ですか?
鹿毛さん : そう、工作室です。brotherの刺繍ミシンがホコリをかぶっていて『これ誰か使ってんの?』っていう状態で放置されていて、せっかくいいミシンあるから使ってみようかってなったんです。
: 生地を切るのはレーザーカッターですか?
鹿 : いや、生地を切るのは手でやっていて、生地を切る時の型をレーザーカッターで切り出しています。
石 : アクリルで透明だから下の柄が見えるようになっていて、このアクリルの型を上から当てて定規代わりにして柄を見ながら切ってます。

: 完成した時の柄の見せ方というのは、ある程度事前に決めてから切っているんですか?
石 : いえ、あまり柄の位置はそれほど考えていなくて、出来るだけ無駄にならないように切ってます。いいところだけとってしまうと残りが全部使えなくなっちゃったりするので。先に切ってからどうやって組み合わせるのかを考えています。ただ、オーダー形式も受けてまして、その時はお客さんの要望にそって自由に切り取れる様にしてます。結構みんな贅沢に生地を使っていくよね、そう来たかって(笑)
鹿 : ななめ!とかね

この様に、アクリルの型に合わせて切っていきます

この様に、アクリルの型に合わせて切っていきます

 

切り取られた素材

切り取られた素材

 

: webページを幾つか拝見したんですが、カバンの真ん中に顔がドンとあるのがあって、ああいうのは意図的になさっているのですか?

石 : なんとなくとっていって、帳尻を合わせてます。いきなり顔を取るというのはまずないです。不思議なもんで、やっていく内に辻褄があっていくんですよね。あまり厳密には考えていないんですけどね。
: このシンプルな形にはこだわりが何かあるんでしょうか
石 : やっぱりグラフィックを活かすというところから始まっているのが大きいかな。あんまり複雑な形よりも、シンプルな形の方がグラフィックが活きるので。あと、僕らもずっとカバンを作ってたわけじゃないから、難しいことをして時間がかかって全然作れなくなるよりも、シンプルなモノを丁寧に早く作れるという事に重きを置いています。複雑なブリーフケースとかもあったりするんだけども、顔(表の面)はそんなにコテコテさせないというふうにやっています。

bluebag1

岸田お気に入りのカバン

bluebag2

中に”組合”という文字が見える

 

: ところで、僕この青いカバンがすごく気になっているんですよね。中のポケットのところに『組合』っていう文字があるのがカッコいい。

鹿 : あれは元々六本木商店街のフラッグコンテストのもので、一番最初に僕らが関わった相手先です。六本木ってこれまで夜の印象が強かったところに、美術館とかがいくつかできることで、徐々に昼の待ちも認識されるようになったんだけど、商店街のお店にはあまりお客さんが来ないということに六本木商店街振興組合の方々は課題を持っていました。色々な案を出してこんなんどうでしょうかって話をしたのですが「それをする予算が無い」と言われ続けていて。そんな中、フラッグコンテストの旗を使ってカバンを作り、コンテストに応募したデザイナーに売るということを提案したら気に入ってもらって、急遽カバンのプロトタイプを作ることになったんです。
: それはいつぐらいのことですか?
鹿 : M2に上がる春のことですね。最初はWeb上でフラッグから型の切り出し方を検討できる物を作って、デザイナーさんに自分が切り取りたい場所を指定してもらって作ってました。
: それまではあの旗は会期が終わったら捨てられてたんですか?
鹿 : 会期が終わったら、欲しい人には渡し、それ以外は全部廃棄になってました。一枚印刷するのに15,000円とか20,000円とかするんですけどね。このコンテストにはデザイナーの人とかイラストレーターの人とか、学生の人とかが応募してきてて、最近だと僕らの友達のグラフィックデザイナーの人がカバンにするために応募してきてます(笑) 他にも五年ほど毎年受賞してて毎年カバンをオーダーしてくれる人なんかもいます。カバンにすることを見越したデザインにしていたりとかするんですよね。

六本木デザイナーズフラッグ・コンテストの旗たち

六本木デザイナーズフラッグ・コンテストの旗たち

 

: 蝉semiという名前が面白いなと思ってまして、コレはどなたが考えられたんですか?
鹿 : 初めのころはKMDの6人でやっていたんですが、さて名前をどうしようかとブレインストーミングとかをして、最初のカバンのオーダーがセミオーダーだったのと、蝉の寿命と素材の寿命が似通っていたこと、あと外人の人にも発音しやすいように、ということで。
: 海外からのオーダーとかもあるんですか?
鹿 : あまりないんですが、数年前にシンガポールのデザイン雑貨を取り扱っているSupermamaにいくつか卸したりしてました。
: 蝉semiって、世界中のあらゆるところで出来そうですよね、旗とかって色々な土地のデザインが出るかなと思うので、例えばスカンディナヴィアで作ったならスカンディナヴィアっぽいデザインのカバンが出来たりとか。
: 何故、スカンディナヴィア?
: 北欧って言うよりカッコいいかなと思って..
鹿 : ちょっと記事意識した?
: はい、しました

: どうせなら、KMDフォーラムでも旗を作ってそれをカバンにしてもらいたいですね。
鹿 : それいいですね
: いいですね、奥出先生に言っちゃいましょう!
: ね、でもコレは島田さんが言ったことにしよう。そっちのほうが話が通りやすそうだから(笑)
鹿 : 奥出先生のラインスタンプにあるみたいにね(笑)

resized__MG_6509

 

: 今の鹿毛さんから見られて、KMDに思うところとかはありますか?
鹿 : 今の職場(リクルートライフスタイル)の同期や後輩にKMDの人が結構いるんですけど、わりとすぐに立ち上がって活躍していたりするので、社内ではKMDからくる人は出来る人だって風潮はありますね。リクルートとKMDの相性はいいと思います。やってることはかなり似ていて、KMDの時にやってきたことの延長で仕事ができるので、僕もすごくスムーズに仕事ができています。KMDにいたときから、フィールドワークに行って、サービスを何か考えて、実際に作って、社会からフィードバックを得る、と全部の行程を経験できたことがとても良かった。そういう経験がサービスを作るとかサービスに携わる上で一番重要だなと感じています。あとは、わりと思想をもって仕事をしている人が多いので、そういうところも面白いなと感じています。

文 : 岸田

写真 : 萩野

 

Semi Flagship Store Tokyo

〒144-0052 東京都大田区蒲田1-2-14 カマタクーチニバン

mail: mail@semi.tv

twitter: @semi_tv

facebook: https://facebook.com/semi.tv

phone: +81 (90) 2472 8838

【KMD Forumスポンサー記事】CANVASが考えるKMDとのコラボレーションとは

開催まで3週間を切り、KMDもフォーラムムードがすこしずつ高まってきていますね!

そんな中、今回はフォーラムのスポンサーであり、KMD石戸奈々子准教授が代表を務める

NPO法人CANVASさんへ訪問に行って参りました!

 

canvas1

入ってすぐの作業スペースでは終始和やかな雰囲気が漂っておりました。緑の芝スペースでは、ワークショップも行われるそう。

 

さて、今回CANVASスタッフの小林千草さんに、CANVASさんについて、KMDとの関わりなどについて伺いました。

canvas2

小林千草 CANVASで主に企業・商業施設・地域施設のワークショッププロジェクトの企画・運営・調整を行う。一年の大半はワークショップのプロジェクトにて、出展者との調整や、運営まわりのディレクションを行うそう

 

– CANVASさんは漠然と「こどものための」NPO法人というイメージがあるのですが、具体的にどのようなことを行っている団体なのですか?

 

CANVASは、こどものための創造・表現の場を提供し、豊かな発想を養う土壌を育てることを目的として設立されたNPOで、産官学様々なプレイヤーのみなさまと連携しながら、「未来をつくる」プロジェクトを生み出しています。

理事長はKMDの石戸が勤めております。これまで全国で約3,000回のワークショップを実施し、およそ35万人のこどもたちに参加いただきました

 

外部からは、こども向けのワークショップだけを実施する団体のように思われがちですが、それだけではない活動も多々行っています。企業と共同した教材づくりや、自治体と連携してこどもを中心としたまちづくり、商業施設やマンションのキッズスペースづくりなど、これからを生きる子どもたちが創造力を発揮して最大限に活躍できるような 「環境づくり」につながることは、なんでも取り組んでいます。

最近ですと、教材作りの例として、クリエイティブ・イマジネーション・トイ、「エポンテ」の企画協力(株式会社シヤチハタ)、まちづくりの例としては、墨田区さんと「すみだおもてなしプロジェクト」という墨田区内小学生が参加したキャラクターコンテストなどがあります。

 

CANVAS 石戸 KMD

 

CANVAS が行っているワークショップは、「モノをつくる」ことだけがゴールなのではなく、五感を通じて感じ、自分の頭で考え、誰かと一緒につくり、そして 発表するプロセスを楽しむ中で学んでいくことを重視しています。

そもそもモノをつくらないワークショップもあります。例をあげると「紙の階段(プログラム協力:深沢アート研究所)」という、細長く切った紙をじゃばら折りにして階段状にし、それを空間の色々なところに貼り付け、空間を階段だらけにするというものがあります。

特に持ち帰れるものがあるわけではなく、真っ白な紙の階段でいっぱいにした空間を作り、その世界観を楽しむプログラムです。普段こどもたちが行っているモノづくりや遊びは、手元で行われるのがほとんどだと思いますが、ちいさなアクションで「空間を変えてしまう」という体験によって、広い視点でモノを見たり「自分こんなこともできるんだ」といった自信につなげる意図もあります。

そのほかにも“未来を考える”“発明をする”等、発想力・創造力が求められるアイデア系のワークショップ、プログラミングやロボット・アニメなどデジタル系のワークショップも実施しております。

 

-「こども」に関して数々の活動を行われているだけではなく、ワークショップに限定しても、色々な性格を持ったものを企画されているのですね。そんなCANVASさん、KMDともこれまで色々な関わりがあると伺いましたが。

 

そうですね。毎年夏に行われる「ワークショップコレクション」という全国でワークショップの活動をされている方を一堂に集めた博覧会イベントでも、中村伊知哉先生・石戸さんの研究室のみなさんだけではなく、「超人スポーツ」プロジェクト等、多くのプロジェクトの方に参加いただきました。

ワークショップコレクションは今年で11回目を迎えましたが、初期のころから長く関わっていただいており、共同の主催者としても何度もご一緒させていただいております。

 

s_11th01

8月29・30日に開催されたワークショップコレクションの様子。2014年、約80組のアーティストの作品で解体ビルの壁、床、天井を埋め尽くした話題のアートイベント「#BCTION」とコラボして、取り壊し前のビルに自由にペインティングできるワークショップが話題を呼んだ。

 

-ワークショップコレクションを通じてKMDとCANVASで様々な「コラボレーション」を図ることができたように思うのですが、今後他にもKMDと共同で行いたい企画などはありますか?

夏休みなど長期休みを子どもたちへ開放して「こども×デジタル」を中心としたプログラムを実施できたらいいですね。

大学がもっとこどもたちに開放され、こどもたちにとっての学びの場にもなるといいのではないかと思っていて、これまでも大学のキャンパスでサマーキャンプなどを開催してきました。普段接することのない大人と関われる場、学校とは別の学びを深める場。

大人からこどもに一方的に与える場にするのではなく、“キッズ研究員”として大人と一緒におもちゃ開発をする、一緒にデジタルえほんをつくるというのも面白そうです。大学という場に足を運び、直接大人とこどもが議論したり考えたりする経験って、これから社会に出て、人と一緒に仕事をしていく上では大切なことかと思います。

 

 

ワークショップコレクション 日吉

2013年に慶應の日吉キャンパスで開催されたワークショップコレクション

 

小さいときって、学校・習い事の先生・友達、家族くらいしか関わる機会がなくて、世界が狭くなりがちじゃないかと。

得に大学生のように何かに向かっている途中の大人と関わることで、刺激を受けたり、社会へ発信することに関心をもってくれたり、人との距離感を学んだり、やりたいことを見つけたり、足りないものを感じたりできるのではないでしょうか。

大人側も未熟なこどもとして接するというより、柔軟な発想力をもった一人の人間としてとしてアイデアをぶつけ合える関係になれるといいですね。

 

 

もう一つは「超人スポーツ・ゆるスポーツ」と共同して「キッズスポーツアイデアソン」を行いたいですね。

オリンピックも2020年に控えて関心が集まっている良い機会ですし、石戸とも以前よりスポーツ関連でこどもと面白いことやりたいねと話していました。趣向性や得意不得意に限らず、こどもたち目線の楽しみ方やルール、みんなが楽しめるスポーツがあったらいいなと思います。

 

バブルサッカー

2015年「ワークショップコレクション」内で行われた「超人スポーツ」の「バブルサッカー」

 

こどもは鋭い「直感力」があり、時に大人顔負けの意見や、社会への問題 提起をストレートに言ってくれたりもしますよね。そういうこどもならではの「素直な意見」を取り入れた、こども発信のスポーツを考えることで、大人から見えない角度のスポーツが生まれるのかな、と思っています。運動不慣れな子も活躍できる場になるといいですよね。

“スポーツの実施”までいくことが望ましいですが、そこに至らなくても「こども発のスポーツを考え出す」ことだけでも、熱中するコンテンツを生み出す力、純粋に体を動かす楽しさなどシンプルなスポーツの楽しみ方がみえる機会として意義があると考えています。そういった意味でも、「超人スポーツプロジェクト」を持つKMDと共同で何かを企画することで面白いスポーツを「イノベーション」できるのではないでしょうか。

KMDとのコラボレーション、どれも面白そうですね。なによりこどもたちで賑わうキャンパスを想像してみて、胸が高まりました!
取材をしてみて、CANVASさんの「こどもたちの可能性への期待」を感じることができました。小林さん、CANVASスタッフのみなさん、ありがとうございました!

 

 

文・写真

西 恵梨
 

KMD Forum2015 にてichiroのSpecial Blues ROCK LIVE開催!(11/28)

 

OIKOS – Music Projectは、2012年よりかけはし芸術文化振興財団(旧ローランド芸術文化振興財団)、
龍角散、白寿生科学研究所、シブヤテレビジョンなどの協力のもと新しい音楽教育の開発プロジェクトを行なっています。

具体的には、CLASSIC・JAZZの新しい専門的音楽教育のカリキュラム研究開発、教材化、音楽産業に関する調査・開発を行い、新たな音楽産業の立ち上げや拡大をしながら、音楽教育によりクリエイティビティを体系的に学ぶ環境を整え、これから日本において求められるクリエイティブ産業の創出を担う人材育成を図る研究を行なっています。

 

10473385_767010200027219_6378053445173542779_n

 

研究の成果として、2015年から寄付実験授業としても声楽の授業が開講され、
また2016年度からは日吉に正式な音楽実技授業としてJAZZの科目が2科目開講されることが決定しました。
2012年プロジェクト発足のときから、「POPS&ROCK」の授業研究を視野に入れていたのですが、
なかなか実行することが難しく、今期よりPOPS&ROCKの研究授業を開講することとなりました。

 

music OIKOS

 

総合大学に音楽教育の授業を開講するということは、音楽の授業をただ行うことではなく、総合大学が研究対象として音楽と社会のあり方を基本から考えなおすことも目的にしています。
その目的は、「授業開講」という目的をただ達成しただけでなく、音楽専門家の活動場所として「人々が生活する場所」を想定し、音楽活動を恒常的に維持できるコミュニティ活動を創り、その活動を支える新しい音楽産業や教育システムもデザインすることにもつながっています。音楽は美しく心に響く芸術です。

しかし、時として音楽を道具として捉えることで音楽の成せる可能性はさらに大きなものとなると考えています。人を育て人々の営みを豊かにするため音楽を人々の生活の中に戻すこと、また新たに取り入れていくことで人々に幸せな生活が訪れると確信をもち研究を続けています。

 

ichiro music KMD FACTORY

 

KMDフォーラムでは、KMD OIKOS MUSIC PROJECTで開講している

POPS&ROCK 研究授業の講師であるichiro氏のライブをKMDフォーラムで開催します。

 

「Bluesとは心の表現であり、間違いも無い、自由な心の表現こそがBluesです。
社会にも会社にも、そして生きる上でも通じる理論です。言動も行動も原動は全ての事に心して向かう、そして挑むこの継続して繰り返すことで自分の明日が決まると考えています。

待つのではなく、踏み込むことで、自分の一生を彩ることができます。
この表現こそBluesが特化している大切な所です。音楽、ギター、声を通じて以上のことを伝えます。by ichiro」

 

ichiro氏の魂の音楽、自由な心の表現Blues ROCKを感じてください。(Mizukami)

 

==============================================================

■ 日程 2015年11月28日 16:30〜17:30
■ 会場 東京デザインセンター ガレリアホール
■ 出演者 ichiro

■KMD FACTORY公式web  http://kmd-media.com/forum/
※KMDフォーラムへのご来場は一般公開です。どなたでもご自由に来場頂けます。
ichiro LIVEのライブスペースへの入場は抽選とさせていただきます。予めご了承ください。
厳選な抽選の上、LIVE入場時に必要な整理券をお送りさせていただきます。

ichiro LIVEについてのお問い合わせ&お申し込みは、招待状フォームにてお申し込みください。

http://kmd-media.com/forum#invitation–anch
お申し込み受付後、11月18日までに抽選の結果をメールにてお知らせいたします。
皆様のお申し込みをお待ちしております。

==============================================================

【KMD Forum スポンサー記事】 中西金属工業株式会社 NKC の工場見学へ行ってきました!

 

みなさん、こんにちは!11月に入り、KMD FACTORYまで残すところ3週間となりました。

 

さて今日は、そんな今年のKMD Forumを支えてくださっているスポンサーのご紹介を

させていただきたいと思います!今日は「中西金属工業株式会社 NKC」さんです。

 

中西金属工業

 

中西金属工業さんは大阪の天満にあります。私たちKMD Journalは大阪へ取材へ向かいました!

とってもいいお天気:)

 

中西金属工業さんを訪れるとさっそく、共同研究で普段こちらで作業を行っている

KMD博士課程1年の藤井さんがお迎えに。

 

中西金属工業 KMD 共同研究

 

とっても元気です。なぜか手が両方前に出てるのが不思議です・・・。

藤井さんに中西金属工業さんの敷地内をぐるっとご案内いただきました。

赤レンガの建物があったりと工場らしい、古きよき趣きにうっとりでした!

 

つなぎ女子

つなぎ女子でもご紹介(中西金属工業内で撮影)

 

 

今回、中西金属工業さんをご紹介するにあたり、人事総務担当者さまにお話を伺いました!

 

ー 中西金属工業さんの事業内容を教えてください。

弊社は「社会にいい回転を」をモットーに、ベアリング・リテーナー、コンベア・システム、

住宅部品の3つの製品を柱として製造・販売している会社です。

 

■ ベアリング・リテーナー

ベアリングとは自動車や鉄道車両、家電製品など回転する部分を持つ全ての機械製品に欠かすことのできない部品です。そのベアリングの中核部品のひとつが「ベアリング・リテーナー」。我々は確かな技術力と品質に基づいたこのリテーナーの製造で、世界中の「回転」を支えています。

 

つなぎ女子 KMD

 

■ コンベア・システム

日本の産業を支える自動車をはじめとした様々な「生産ライン」。この生産ラインを形作り、組み上げていくのが輸送機事業部の仕事です。世界中の製造業の「土台」を作り上げるため、日々グローバルな視点を追い求めています。

 

中西金属工業 共同研究

中西金属工業 ホームページより

 

■ 住宅部品

人々の暮らしの基盤となる住宅、その住宅に欠かせない窓や扉に必要な戸車、ステー、ハンドル、オペレーター、鍵などの部品を手掛けております。小さな子どもからお年寄りまで、幅広い人々の「暮らし」を支えるアイデアを考え続けています。

 

中西金属工業 KMD

中西金属工業 ホームページより

私たちの身の回りのいたるところで、中西金属工業さんの製品が使われているんですね!

 

 

ー つづいて、KMDと共同研究を行うに至ったきっかけ・理由をお聞かせください。

91年の歴史をつないできた当社。今まではお客様の要望に応え続けることで信頼を得てきた会社ですが、

これからの会社の成長を考えると「お客様の要望の先」を行くことや、有望な市場に対して積極的に進出していくことが必要となります。

ただ、お客様の要望を受けて、それを実現させることが得意な当社にとっては、

こちらから製品やサービスをアウトプットしていくということはすぐに実行できることではありませんでした。

そのような時に奥出教授との出会いがあり、当社のこれからの成長に対してサポートいただけるのではないかと考え、

共同研究が実現いたしました。

 

 

ー 現在は、共同研究ではどのようなことを行っているんですか?

現在進行中のプロジェクトはバッテリービークル用コントローラの開発です。

当社は金属部品、搬送設備メーカーですが電気自動車にもいち早く注目しており、独自に研究開発を進めてきました。

電気自動車といっても普通自動車のバッテリー版という範囲に留まらず、バッテリーで動く

”あらゆる乗り物”にまで視野を広げて考えています。

 

KMD 共同研究

 

バッテリーで動く乗り物の一番のコア部品が、動作を制御するコントローラなのです。

そのコントローラは、走る/止まる/曲がるといった基本的動きを満たせばよい時代は終わりました。

カメラ、センサー、ネットワーク、構成部品、運転手、周辺環境など、

ありとあらゆるモノ・人とビークルがつながる時代が今そこまでやってきています。

そんなビークルにぴったりな次世代コントローラを我々NKCグループはKMDと一緒に考えています。

 

中西金属 KMD 共同研究 EV

 現在、製作中のコントローラーを搭載したEV

ー 共同研究を行う上でKMDのどんなところが魅力でしょうか?

たくさんありますが最大の魅力は、ものを考える視点の多様性を中西金属にもたらしてくれることでしょうか。我々のようなエンジニアリング会社の技術職は分業制が進んでおり、ものを考える視野がどうしても狭くなりがちです。自身の経験、会社の前例、業界の常識にとらわれていては魅力ある新商品は生まれてきません。

 

 既存技術の積み重ねや延長線上で考えるのではなく、デザイン思考でいう”哲学”は何か、それを成すための”ビジョン”は何か、それがあれば人々の生活がどう変わるのか・・・といった従来とはまったく別の角度からものごとを考えていく。これこそが視点の多様性であり思考の幅を広げてくれます。

 

 こういった社員が一人でも増えていくことが将来我が社の強みとなる。それを実現してくれるのがKMDだと考えています。

 

KMD 共同研究 EV リアルプロジェクト

 

お忙しい中、取材にご協力くださった中西金属工業の人事総務担当者さま、案内してくださった藤井さん本当にありがとうございました!

 

KMD FACTORYでは、中西金属工業さんとKMDの共同研究の展示も行います、ぜひみなさま、ブースへ起こしください!

 

lap KMD 中西金属

== KMD FACTORY – KMD Forum 2015 – ==

■日時:2015年11月27・28日(金・土)10:00〜18:00

■場所:五反田 東京デザインセンター

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)が企業や地域社会と連携のもとで進めている

「リアルプロジェクト」を学内外の方々にご覧いただくためのオープンハウスイベントです!

サイトはこちら → http://kmd-media.com/static/forum/

僕らのGID vol.7(Final) ~Museum life in London~

こんにちは、安藤良一です。
an

これがGIDこっち編最後なんですかね?
やだなぁ、最後。

KMDでは中村教授、稲見教授、南澤准教授、石戸准教授の超人スポーツにいます。
http://superhuman-sports.org/
ハッカソンとか、イラスト大会とか、そういう表現する場を用意するのが好きです。
あと今は超人スポーツの一つ、バブルジャンパーという競技の事務局にも入っています。
http://bubblejumper.com/

言葉なんてなくなればいいと思ってます。
知りませんけど。
そういえば一行知識で、”言葉”って辞書で引くと”言葉の綾”の略としての意味もあるんですね。
知らなかったです。
さて、僕からはGIDプログラムを通じて休日に自主的に体験できる、ロンドンの博物館、美術館/ギャラリーを紹介します。

・博物館
ゆきたくんがすでに幾つか紹介したんですよね、確か。
これかな?
僕らのGID vol.4 ~GID三期生の生態~
delipurodokusu

そう、科学館と自然博物館ですね。

 

・科学館
かっこよかったです。
SM

でも僕は未来館の方が好きです。
と、いいますか、未来館が大好きです。
語れるほどよく知らないですけど。

 

・自然博物館
最高です。
膨大な数の生態系、石の展示が見れます。
st

宝石商の両親に育てられた事もあり、生まれた時から石を見るのが大好きで、ずっと見てた僕にとって、特に石の部屋は最高に心の落ち着く場所です。
LG

 

既に何度行ったか。
jewels

 

完全にホームシックです。
salt

 

赤珊瑚はやっぱり日本の血赤珊瑚だな、と思いました。
coral

個人的にはデマントイド、と呼ばれるガーネットが一番好きです。
黄緑色で、すごく綺麗な石です。
それはここでは見れませんでした。
もしよかったら一度調べてみてください。
一般的に四大宝石にも入らないガーネットが、ダイヤの要素を持つ、っていうのがいいと思うんです。

 

あと何人か書いてましたけど
・大英博物館
bm

 

ここにも本当にたくさんの展示物があります。
特に僕はこれが好きです。
hisui

いいですよね、すごく。
斜めグリッドで。
残ったアメジストも、ガーネットも。
そそられます。

そんな感じでいいでしょうか。

他にも沢山あるし、上記の博物館なんてありきたりで、どのブログ読んでも嫌になる程同じこと言ってる記事を見ると思いますけど、やっぱりいいものはいいってことで、今回はこの3つを選びました。
ありきたりでめちゃくちゃつまらないですよね。
無用の長文というか。
つまらないですよね。本当に。
退屈で腹が立ってくるぐらい。

”個性(笑)”っていう言葉もあるんですね、知りませんでした。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%C4%C0%AD(%BE%D0)

 

美術館/ギャラリー
と言っても、特に現代アートの中心で、NYと並び異常な数の著名なアーティストを抱えるロンドンですから、当然その量も異常なので、掻い摘んで、僕の紹介したいところだけ紹介します。

・WHITE CUBE (Bermondsey)
WC

今 Young British Artistsといえば誰なんでしょうか。
僕はMarc Quinnが好きです。
大好きすぎて、それだけでショップの定員さんと30分くらい雑談してました。
と言っても、内25分間は2人してググってました。
ですので、30分は言葉です。
でも楽しかったのは本当です。
2人して興奮で震える指を使ってひたすらカチカチやってたんです。
初日の展示も偶然Marc Quinnでしたし、その後GIDのクラスで訪れたツアーでもそこにあった作品に再会しました。
Frozen Waveっていうシリーズです。
いやはや、すごく良かった。
この文章がもし迅速に、それこそ僕の予想から1週間以上遅れることがないようであれば、今はCerith Wyn EvansとRobert Irwinの展示をやっているはずです。
両方すごく良くて、特にKMDのReality Media勢は盛り上がると思います。
あとOIKOSの一部でしょうか。
僕は主に音と光についてだと思いました。
何も言わないのも、まるでただダラダラよだれ垂らしながら書いてるみたいであれなんで、ちょっとそれらしいことを。

Robert Irwinを見た時、僕はBlackPaintingでDarkMatterの文脈を感じ、そこからぼくらの視覚が(光に対して)どのような現象を起こすのか、それを使っていたように感じました。
知りませんけど。
DarkMatterといえば、ぱっと思いつくのはEllsworth Kellyですね、日本人ですとHiroshi Sugimoto、WHITECUBEだとDamien Hirst、次に行くNYのPrattで言えばFelix Gonzalez-Torresも好きです。
もっと勉強、しなきゃですね。
なんて、僕みたいに何も知らないバカがさも偉そうに、まるで一切価値のないことを言うわけです。
クズかよっておもいますよね、それか独活の大木。あなたも、僕も、僕のことを。頭を掻き毟りながら。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
どこがそれらしいんだか、しかもこうやって表面上だけ自己否定して本心全く懲りていないんですから、どころか”うるせえよばーか”、なんて思ったりしてます。
救いようもないですね。

“感性(笑)”って言葉はないんですね、まだ。

・WHITE CUBE (Mason’s Yard)
WHITE CUBEは合計3つあります。
もう一つは香港、少し、遠いですね。
僕が行った時は織物のキュレーションがあって、もう少しこういうのも知りたいな、と思いました。
WC2

 

・Ordovas
背広の語源かもなんていわれてますよね、たしか、そのサヴィル・ロウにあるギャラリーです。偶然この時はDamien HirstのHeavenがありました。
またWHITE CUBEかよって思いますよね。
ボキャ貧。
でもHeavenです。
ここでは写真が禁止されてましたので、文字だけで。
Josef AlbersのHomageシリーズをWaddington Custotで見た後でした。
WCG
その前にRAでAi WeiWeiを見てます。

長すぎですね。
これで終わりです。

GID、というかロンドンに来て、よかったな、と思うことの1つは、これもまたありきたりですけど、僕の英語が十分に通じない事から、表現の力を知れた事でした。
英語が通じなくても、聞き取りが出来れば、基本的に様々な表現で返すことになります。
その様々な表現に対する反応を見て、僕は相手の言いたいことがわかってるか確認出来た気になれるみたいです。
なので、人間関係形成の場面では、いろいろな表現を使えるっていうのも、なかなか強い力になりうる気がします。
いや、知りませんけど。
っていうか頑張って英語勉強してますからね、今。
でも、実は、たまに喋るよりこっちの方が伝わる気がします。
いや、知らないんですけど。

といっても、向こうも英語が通じないその気持ちはわかってるみたいなんで、英語が必要なところでは、もちろんちゃんとそれを使うことになるような気がします。

おかげで、結構現地で飲み仲間もふざけ仲間も出来ました。
彼らが僕の事をどう思ってるかは知らないですけど、僕は彼らの事が好きです。多分。
https://www.youtube.com/watch?v=jEHMUu-XTBE&feature=youtu.be
酒は世界を平和にしますね。
僕は宗教的にも政治的にも酒大丈夫なんで、良かったなって、思います。
これは本当に何も知らないですけど。

そんな感じです。
ロンドンからの最高なGIDの紹介は終わりです。
こんな終わり方でよければですけど。
以上、休日はずっと酔っ払ってタバコ吸ってるか寝てる安藤良一でした。
ra
これはあれです?
岸田さんに返せばいいんです?

 

−や、大丈夫です(岸田)

 

文、写真: 安藤良一

僕らのGID vol.6 ~ロンドンと日本のデザインの違い~

London Design festivalのfree apple

KMDに入学して、OIKOSというスケジュールが不規則なプロジェクトに所属したのが運のつきか、1年半も趣味の絵をかくためのまとまった時間がなかったが、Global Innovation Design Programでロンドンに来たことで久しぶりに本格的に絵をかく機会を得た。それ自体はとても喜ばしいことなのだが、副産物とも言うべきか、絵を本気で描くようになるとやたらめったらと細かいところを観察する癖が復活する。とにかく街のいたるところが気になるのだ。

ロンドン市内でとにかく気になることは、電車内での人の行動が日本と圧倒的に違うことだ。その入り口は、スマートフォンで、日本では街を歩く人はせっせと数分おきにスマートフォンのロックを解除しメールの確認やら写真を撮ったりするようになった。スマートフォンが生活においてより重要度の高いツールになり、それに対して浪費する時間も多くなった。

それに対してロンドンでは、大多数が依然として本や新聞を読み、電車を降りる前に”締め”としてスマートフォンでなにやらアプリを操作している人が多い。なぜかその行動が無性に気になって、Apple storeでひたすらロンドンっ子が使いそうなアプリをダウンロードしてみた。大体のアプリはそのアプリに求められる情報を素早く視覚的に与えてくれた。天気アプリなら、温度と街の大気の様子を色とごく僅かの文字情報で伝えてくれる、といった具合だ。

左:ロンドンの地下鉄での様子 右:天気アプリ Solor

左:ロンドンの地下鉄での様子 右:天気アプリ Solor

20世紀の代表的なデザイナーのエットレ・ソットサスはデザインに対して「デザインとは、人に花を贈るような行為。私はその微笑みを目にしたいだけなのだ」と述べていたが、まさしくロンドンに溢れているデザインはユーザーにいかに余分な行動をさせず楽しませるか、ユーザーに時間を浪費させないか、よりスマートにテクノロジーと触れ合うことができるかどうか、を考えて「ユーザーに花を贈る」ようなデザインをしている。

いま留学しているRoyal College of Art(以下RCA)の授業でも、まずはデザインの意義性や影響力を考慮し、技術が社会へどのように影響を与えるかという点をチューターとの議論を通して作り込んでいく。モノの形状や機能に関してはほとんど話題に上がらない。むしろ、どうやって「未来のユーザーに花を贈る」のかを妄想する。チューターによると、Appleなどのデザイン部署はRCAの卒業生だらけだが、彼らは学生時代と同じくひたすら妄想しながら手を動かしてデザインしているらしい。

RCAの授業風景

RCAの授業風景

この話を聞いて、日本の工芸品のデザインを思い出した。正確には「柳宗悦の民藝運動」を思い出した。柳宗悦の息子、柳宗理は戦後日本のインダストリアルデザインの確立と発展における最大の功労者だが、彼のデザインには常に父の民藝の「用の美」が見られた。「用の美」というと実”用”だとか”機能美”だと思われがちだが、重要なのはその白磁なり器なりを手にした人の心が満たされるかどうかだ。人の用を満たしているかどうかだ。茶道の茶碗をまわす回数にも相手を思いやる意味が在るように、日本の民藝には相手の経験を重要視したデザインがなされてきた。柳宗理はこの「用の美」を機械工作やバウハウスの理論など、当時デザインにおいて使うことを咎められた先進的な技術を用い高い完成度で作り上げた。その統合的かつ「アノニマス」なデザインは日本のインダストリアルデザインの礎となり、いまも脈々と受け継がれている。

その「用の美」を含むデザインをなぜかイギリスで感じたのだ。すこし前の日本ではコンピューターやテクノロジーを利用する人々はギークや工学系の人が多く、テクノロジーに関するデザインは機能と形態を分けて考えていた。そしてデザインエンジニアリングが流行りだし、多くのひとに”近年さまざまな人々がテクノロジーと触れ合う機会が増えたことによって、テクノロジーが上手に機能することが求められるようになりはじめている”ことが認識されるようになってきた。これは元々日本に存在した概念をRCAで勉強した日本人デザイナーが”デザインエンジニアリング”という枠をつかい再定義したものだと、ロンドンにきて痛感した。ロンドンにきて、「用の美」を満たすデザインに囲まれる体験を経て、素直に「デザインってすごい」と思った。

上左:Harrods(イギリス最大の老舗高級百貨店)内の日用品売り場 上右:Harrods内の香水売り場 下:London地下鉄Tube構内

上左:Harrods(イギリス最大の老舗高級百貨店)内の日用品売り場 上右:Harrods内の香水売り場 下:London地下鉄Tube構内

しかしロンドンにも弱点があり、デザインされた時代と環境条件が変わっていて用を満たしていないデザインもあることだ。ロンドンの住環境はなかなかひどいもので、シャワールームや暖房は基本的に1ヶ月以内に壊れる。これのおかげで、私は熱狂的なロンドン信者になることはなかった。しかし、なぜ私がこんなにロンドンについて観察することになったかというと、実は”Difference of design between Japan and London(ロンドンと東京のデザインの違い)”というお題で文章を書いてくれと、師匠とあがめるGID2期生の岸田先輩からご連絡があったのだ。しばらく「どうしたものか」と考え込んだのちロンドン市内へ観察に出かけたのだが、見れば見るほど、考えれば考えるほど、違いではなく共通項が見えてきた。「これはまずい」と思い、むかし勉強したデザイン史をもう一度勉強しなおした。しかし、「ロンドンと東京のデザインの差」は、それでもやはり、見つからなかった。見つけることができなかった。ここにデザインという、人間が生活のなかで積み上げてきた「行為」のシンプルでアノニマスな流れを感じるし、RCAでの授業や街中での人々の活動の集積としてこそ、デザインは存在するのだろう。デザインは、おもしろい。

ロンドン到着初日に壊れたドアノブ

ロンドン到着初日に壊れたドアノブ

写真、文: mckee

僕らのGID vol.4 ~GID三期生の生態~
  • 【番外編】肉対談 稲見先生 × 奥出先生
  • 『エンタメ』×『音』×『 ? 』 アーティスト ながしまみのりさん 【OB OGインタビューシリーズ vol.6】
  • 人に寄り添い、イノベーションを醸成する。 biotope 藤枝さん 【OB OGインタビューシリーズ VOL.5】
  • 未来の生活空間の可能性を体験しながら創る -Reality Media x JST-ACCELの挑戦-
  • KMD版 センセのところ ~ 奥出 直人先生 ~
  • Visit Sweden! Visit ERICSSON! - Social Things
  • KMD版 センセのところ ~ サム先生 ~
  • 『デザインの寿命を長くする。』クリエイティブ集団 蝉semi【OB OGインタビューシリーズ VOL.4】
  • Wearables Becoming Mainstream vol. 02 "Smart Glasses -The Case for Eye Wear Computing-"
  • KMD×NTT未来ねっと研究所で見る、映像の未来
  • 【鉄道ミクロアドベンチャー】KATOホビーセンターに潜入!《後編》
  • 【KMD Forumスポンサー記事】CANVASが考えるKMDとのコラボレーションとは
  • グーグル株式会社のシニアサーチエヴァンジェリスト金谷武明さん 【OB OGインタビューシリーズ Vol.3】
  • KMD Forum2015 にてichiroのSpecial Blues ROCK LIVE開催!(11/28)
  • 【鉄道ミクロアドベンチャー】KATOホビーセンターに潜入!《前編》
  • 【KMD Forum スポンサー記事】 中西金属工業株式会社 NKC の工場見学へ行ってきました!
  • ネットワーク界の偉人、加藤朗先生 in KMD
  • 僕らのGID vol.7(Final) ~Museum life in London~
  • 社会人学生インタビュー G2さんに聞け!
  • 僕らのGID vol.6 ~ロンドンと日本のデザインの違い~
  • IVRC2015にてReality Media/GEIST チームが日本VR学会賞(準優勝)及びLaval Virtual Awardを受賞!
  • 【きゃわわ♡】KMDつなぎ女子!鋭意撮影中!
  • (English) 僕らのGID vol.5 ~After School Life in London~
  • "Haptics world through Macro Lens" Photo Essay Gallery by Masashi Nakatani
  • 僕らのGID vol.4 ~GID三期生の生態~
  • KMD FACTORYに来たら会えるかも?!つなぎ女子をちょい見せっ!
  • Wearables Becoming Mainstream vol.01
  • 潜入!パイプライン2 ーひゃあ〜!KMDは強烈個性の玉手箱やぁ〜!ー
  • 僕らのGID VOL.3.5 ~授業編~
  • 僕らのGID vol.3.0 ~ロンドン通学編~
  • 【合宿シリーズ第4弾】 ピタゴラスイッチに, 肉に, 花火?!リアリティメディア/超人スポーツの合同合宿に潜入
  • 「KMD FACTORY」11月27日・28日に五反田デザインセンターで開催!
  • 【合宿シリーズ第3弾!】レトロと触れ合う CREATO!合宿
  • Pepper対談 【OB OGインタビューシリーズ Vol.2】
  • So Global ! PLAY project Summer Camp 2015 合宿レポ第2弾!
  • KMD版 センセのところ ~ 中村伊知哉先生
  • 「工場夜景」製作秘話インタビュー
  • 「第23回国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト」にてKMDのチームが予選2位通過!
  • 第一回CiPシンポジウムが開催!ところでCiPって何?
  • 僕らのGID vol.2 ~ニューヨーク編~
  • 中村伊知哉が見るクールジャパンの現在と未来 vol.1
  • 僕らのGID vol.1 ~ロンドン編~
  • すなさんぽ
  • 「KMD FACTORY」まであと3ヶ月!なぜ今、FACTORYなのか?
  • OIKOS夏合宿レポ
  • 何もかもが想像以上だった・・・ワークショップコレクション11にKMD参戦!
  • 子どもたちが渋谷をハック!?ワークショップコレクション11にKMD陣も全面参加!
  • 修士一年、最初の試練!パイプライン1
  • KMD“ Factory at Night ” が撮る川崎工場夜景の姿
  • 僕達のGID vol.0
  • 潜入!KMD洗礼の儀、クラッシュコース
  • 「超人スポーツ協会」設立イベントが開催されました!
  • JINS MEME Hackathon にKMD特任准教授Kai Kunzeが講師として参加!
こんにちは、GID 三期生の DICE です。

 

前回は「咳払いの貴公子」こと YOSHIKI がロンドンでの授業内容についての記事をお送りしたかと思います。

僕らのGID vol.3.0 ~ロンドン通学編~

僕らのGID vol3.5 ~授業編~

 

今週は、「ロンドンの卑弥呼」こと YUKITA (DICE) DAISUKE がロンドンでの日常についてレ ポート致します。

ビック・ベン ~テムズと卑弥呼と、時々、青空~

ビック・ベン ~テムズと卑弥呼と、時々、青空~

さて、日本から遥々ロンドンまでやってきた我々GID 生ですが、学校に行っている時間と 酸素を吸入している時間以外、一体何をしているのでしょうか。このこと が気になって気 になって鳥肌がなかなか収まらない方も多いかと思います。

そこで今回私は、謎に包まれた GID メンバーの生態について紹介していきます。

 

1. よく TUBE に乗っている

TUBE の曲の乗っているわけではなく(乗って何が悪い)、こちらでは「TUBE」と呼 ばれている地下鉄に乗っていおります。

 

TUBE 内の様子

TUBE 内の様子

日本の満員電車は世界的に有名で、海外の友人が日本へ遊びに来ると「JAPAN の満員電車 は CRAZY だね!」という反応をよく受けるので、「日本の電車だけが世界的に見て圧倒的 に混んでいるのだ!そんなのおかしいだろ!全員歩け!」なんて思っている人も少なくない と思いますが、電車という交通手段は世界中で当たり前のように使われている訳で、当然ロ ンドンでも朝の TUBE は大変混んでいます。

車内の構造は日本と似ていますが、席と席の間の通路が日本の 5 分の 2 程しかなく、よ ほど混んでいる時以外座席の間の通路に立つひとはいません。逆に、ガラガラの時に座席の 間の通路に立つと、目の前で座っている人を圧迫している様にしか見えず、少々目立ちま す。ここで厄介なのは、どの程度の混み具合から中の通路に進出するか、という見極めで す。このタイミングを誤ると、座席の間の通路はガラガラなのにドア付近はパンパンとい う、「女性の人口比率が圧倒的に少ない地域のローカル線における女性専用車両と普通車 両」のような人口密度の差が生じ、間もなく誰かから野次を飛ばされます。

座席の譲り方もまた、独特です。

日吉のセントラルフィットネスクラブと涙まじりに別れを告げてからもつかの間、 Imperial College の美しいジムに定期的に通っている私は、とある帰り道に足の疲労感に負 け、TUBE の空席に座りました。すると、次の駅で、腰をさすりながら 50 歳前後の女性が乗 車しました。腰痛、というよりは、考え事をしている時の腰のさすり方だったため、「譲っ たほうがいいか?いや、むしろ失礼だろうか。いや、譲るか?」という葛藤を頭の中でしていると、その女性は私の目の前に立ち、「代わってね。」と一言。そう、この国は席を譲っ てもらうことを自発的に要求する度胸のあるおじさま/おばさま方で溢れているのです。こ の日以降、余程空いていない限り私が TUBE で座ることはなくなったことは、言うまでもあ りません。

さて、TUBE の話題だけでここまで引っ張る予定は一切なかったため、ここから先は SPEEDY(【形容詞】 (speed・i・er; ‐i・est) 速い; 迅速な,きびきびとした)に行きたいと 思います。

2. よく料理をしている

現在住んでいる Tufnell House は、各国からの留学生が 500 人以上住んでいる Student Housing です。6 人ごとに共用のリビングとキッチンが付いており、我々はそこでせっせと 自炊しております。

共用キッチンの様子。夜になると、誰かしらいる。

共用キッチンの様子。夜になると、誰かしらいる。

世界的デザインコンサルティング会社 IDEO でも導入されている様に、料理はチームワー クとクリエイティビティを刺激するのに非常に有効な手段です。こちらのスーパーで手に入 る食材は、日本のそれとは異なるため、私の十八番である「ピリ辛きんぴらごぼう」を披露 することは叶いませんが、それでも日々限られた食材でやりくりしております。

買い出しにて

買い出しにて

宿には BBQ 場もついており、こちらの生活にもようやく慣れてきた 3 週目にして、GID メンバーで BBQ を行いました。

BBQ の様子。右奥の私は、お酒を飲むとゆでダコのように真っ赤になります。これを、ロン ドンでは Asian Flush と呼びます。く、く、、悔しい。

BBQ の様子。右奥の私は、お酒を飲むとゆでダコのように真っ赤になります。これを、ロン ドンでは Asian Flush と呼びます。く、く、、悔しい。

3. 芸術鑑賞をしている

9 月前半には、BBC Proms というイベントが開催されており、「全ての人が良質なクラシ ック音楽を聞ける場があるべきだ」という Philosophy の通り、わずか 5 ポンド(=約 900 円)で Yo Yo Ma によるバッハの Cello Suite を 2 時間半堪能することができました。

Proms の様子。立ち席の客のほとんどは、老若男女問わず、2 時間半ぶっ通しで聴き続けま す。こちらの人たちの芸術鑑賞における体力には、感心するばかりです。

Proms の様子。立ち席の客のほとんどは、老若男女問わず、2 時間半ぶっ通しで聴き続けま す。こちらの人たちの芸術鑑賞における体力には、感心するばかりです。

また、KMD の研究科委員長である稲蔭先生が薦めていた、「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」という劇も見に行きました。私が小学生の頃に大ヒットした小説が原 作となっていますが、プロジェクションマッピングを使うことで表現の幅を格段に増やして いいたのが見事でした。

劇場の様子。プロジェクションが、マッピングされている。

劇場の様子。プロジェクションが、マッピングされている。

こうした良質な芸術が毎日そこら中で提供されており、うまくやれば日本では考えられな い値段で鑑賞することができるのも、ロンドンならでは、です

ロンドンでは大体の美術館の入場料が無料なので、気が向いた時に自由に出入りすること もできます。キャンパスのすぐ近くには Natural History Museum と Science Museum があり、 落ち込んだ時にはふらっとディプロドクスの巨大の化石に話かけることで慰めてもらうこと ができます。

4. たまにちびっ子達とサッカー

こちらは私に限ったことになりますが、昔ロンドンに住んでいた頃に毎週通っていたサッ カーチームにも再び出入りさせてもらっています。私の担当は 5 歳~8 歳のチームで、彼ら の独特な脳内の思考回路の理解に苦しみつつも、毎週沢山の笑顔と元気をもらっています。

練習の様子

練習の様子

先週最も理解に苦しんだのは、練習中に突如として私の視界に乱入し、緑色のビブスの穴 に顔全体を押し付けて「ねぇねぇコーチ、オレ枝豆!」と言ってきた BOY でした。

このサッカークラブ、いわゆる帰国子女キッズ達が集っているため、日本語も英語もどち らも通じます。ただでさえ発達が著しいこの時期に2つの言語と文化で育つ彼らは、時に独 自の言語を使います。

キッズ「だいすけコーチ、この練習オレには簡単すぎるよぉ。」

私「そうか、じゃ逆足でも出来る?」

キッズ「えー。逆足かぁ、、オレには無理かな。でも、学校にすっごい上手な友達がいるよ ぉ。」

私「へー。どんな友達?」

キッズ「えっとねぇ。そいつはねぇ。英語人。」

きっと彼らの脳内には、日本人と英語人の二種類しか存在しないのでしょう。

私は KMD の Global Education プロジェクトに所属していることもあり、ワークショップ等 を通じて日頃からあらゆる年齢のキッズ達と触れ合う機会がありますが、スポーツを通すこ とでキッズ達のまた違った一面が見られることを学びました。サッカーを通して少しでもキ ッズ達の心理を理解して帰れればなと思っています。

5. 公園にいる

ロンドンには規模・質・量ともにトップクラスの公園があるため、そこでコーヒーでも飲 みながら作業をしたり、読書をしたりすることができます。何を隠そう、私は公園の大ファ ンであり、「油木田を探したければ代々木公園に行け」と言われたことも有るほどですが、 ロンドンの公園のためだけに、こちらに永住しても良いと思うほど、ロンドンの公園は素晴 らしいです。

学校の目の前にある Hyde Park

学校の目の前にある Hyde Park

寮の近くにある Hampstead Heath

寮の近くにある Hampstead Heath

6. 現地の友達と会っている

空き時間を使って、ロンドンにて友達や旧友と再開しているメンバーも沢山います。 「GLOBAL」と謳われるプログラムの参加者だけあって、黙っていても友達がこっちに居た り、来ていたりと、大忙しです。まさに、Global Society。日本の居酒屋ではなく、ロンドン の PUB で話すことでまた違った空気感で友達と接することができるのも、GID ならでは、で す。

 

以上、GID メンバーが学校以外の時間でやっていること、でした。何だか自由時間が沢山 あるように見えますが、それは私が GID プログラムをよく見せようと思ったがために見栄を 張っているだけに過ぎません。

おっと、アフタヌーンティーとスコーンとクロテッドクリームが私を呼んでいるので、私 からはここまで。

次回は、GID Report (English Ver.) になります!

 

文、写真: Daisuke Yukita

潜入!パイプライン2 ーひゃあ〜!KMDは強烈個性の玉手箱やぁ〜!ー

 

a0002_005374_m

サブタイトルに特に意味はありません。

こんにちは、M1島田です。

本日は、春学期後期に行われたM1の必修授業「パイプライン2」のレポートをお伝えしたいと思います。

前回記事(パイプライン1)

 

 

パイプライン1でKMDの恐ろしさ…素晴らしさを体感した私たち15年4月入学のM1。

一つの山を登りきって、一息つきたい…と思ったけれど、間髪を入れずに目の前に現れたのは更に大きな山でした。

それが、パイプライン2です。

 

 

inakage-thumb-800x800-1517

パイプライン2、最初の週にいきなりKMDの大ボスとの格闘…講義が始まります。

我らが稲蔭委員長!!

毎日変わる、「どこで買うんだろう…?」と思わずにはいられないカラフルな柄シャツが講義の見どころ…

 

 

 

ではありません!笑

グローバルに活躍する「リーダー」とはどうあるべきか、

「アイデア」を「コンセプト」にまとめるにはどうしたらいいのか、

メディアの特性を活かした「デザイン表現」を考える、

など様々な実例を元に、遊び心溢れる講義でビジネスのベースを学びます。

座学もありますが、基本的にみんなで実際に体を使ったり頭を使って課題に取り組みます。

 

 

 

私が印象に残っているのは、やっぱりここでもエレベーターピッチ。

KMDに入るとよくやるんです。この訓練。

ある日突然、エレベーターで大企業の社長に遭遇するチャンスが訪れたら…

あなたはどんな言葉で自分を売り込むでしょうか?

 

43b8e5ef4d9fcd60f99b4d4eee353fb8_m

今回はクラッシュコースとは違い、実際にKMDのボスである稲蔭先生に自分を30秒以内に売り込んでみます。

教室のスクリーンにエレベーターの映像を流し、同期が見守る中、

自分がやりたいこと、その新規性、可能性、何を協力して欲しいのか等々、話します。

 

 

 

伝えるって難しい!

そして、エレベーターはやーーーーーーい!

だれか!時を…止めて…!!というか、エレベーターの扉開かないで!!

とか思いつつ、残酷にもあっという間に時は過ぎるものです。

 

 

人生のなかで、いつ、どこでチャンスが訪れるかは誰にもわかりません。

そのチャンスが明日来たとしたら、あなたはそれを掴み取れるでしょうか?

備えあれば憂いなし!

いずれ来るビッグウェーブに乗るための準備は、KMD生にとっては欠かせないのです。

 

 

そんなこんなで、色んなテーマでグループワークを経て、次の週!(雑)

 

 

11828572_10207294456859653_895227022986142462_n

今度はKMDが誇るインターネットビジネス界の巨人、古川享先生の授業。

みなさんご存知かとは思いますが、古川先生は日本Microsoftの初代CEOであり、

ビルゲイツや世界のインターネッツ猛者たちと幾つもの修羅場をくぐり抜け、対等に渡り合ってきたキングオブビジネスマン。

 

 

 

そんな先生の贅沢な授業を受けられるのはKMDだけ!

夢をビジネスとして実現させるための具体的な方法を教えてくださいます。

時には厳しいご意見もくださいますが、基本的に愛の鞭!

先生の懐の深さはマリアナ海溝に例えられるほどなのです。

(私にはなんの権限もありませんが、異論は認めません。)

 

 

378485_1735257957083_345923091_n

そのまた次の週は、太田直久先生と古川先生の共同授業!豪華!

自分のアイデアを人に簡単に伝えるための、

「プロトタイプビデオ」を全員が作成できるようになるための授業をしてくださいます。

KMDの所有する最新の映像・音響システムを実際に使いながら、実践的に学びます。

 

 

様々な撮影技法を座学で学び、

動画配信を実践したり、

照明の当て方による印象の違いを学んだり、

動画の素材を与えられて、編集によってグループごとに異なるストーリーを作ったり…

とにかく、すっごく楽しい授業です!!動画作り楽しい!!キャッキャ!!

太田先生のキャラクターも、お腹にやさし〜い感じです。

包み込まれます…

 

 

さて!!

 

 

これらの授業を踏まえて、グループでひとつのプロダクトやサービスを作り、

プレゼン、プロトタイピングビデオの発表を行います。

製品をどのように提供し、利益を得るのか、細かな想定まで行います。

 

 

それでは、今回はパイプライン2の作品の中で、

特に私の心を打ち抜いた作品のビデオをちょっとだけご紹介します!

 

 

 

独身男性のお家に住み着く、女の子のオバケがコンセプト。

寂しい一人暮らしに彩りを添える、AIとの対話サービスのご提案

「GHOST IN THE HOUSE」です。

 

 

 

 

いかがです?このサービス、ちょっといいですよね。

いかにもな妄想ですが、実現したらちょっと嬉しい。

実は、この動画はドバイで開かれるDubai Design Weekに出展が決定!!

現地のメディアにも取り上げられるみたいですよ!!キャーすごい!!

この動画を制作したグループはドバイでオイルのビッグウェーブに乗れるのでしょうか?

 

 

 

このように、単なる基礎講座に留まらず、

良いものは世界の大舞台に立つことができるパイプライン2の授業。

次のビッグウェーブに乗るのは、そう…あなたです!!!!

Why don’t you join us…?(ウインク、ばっちーーーーん⭐︎)

 

 

 

 

※毎年パイプライン2の優秀者がDesidn Weekに出展できる訳ではありません。

※パイプライン2の授業の内容が毎年同じな訳ではありません。

 

ライター:島田誠奈

プロトタイプビデオ
Actor:村田さとし
Director:高島瑛彦
Produced by: DK.FIVE