潜入!パイプライン2 ーひゃあ〜!KMDは強烈個性の玉手箱やぁ〜!ー

 

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サブタイトルに特に意味はありません。

こんにちは、M1島田です。

本日は、春学期後期に行われたM1の必修授業「パイプライン2」のレポートをお伝えしたいと思います。

前回記事(パイプライン1)

 

 

パイプライン1でKMDの恐ろしさ…素晴らしさを体感した私たち15年4月入学のM1。

一つの山を登りきって、一息つきたい…と思ったけれど、間髪を入れずに目の前に現れたのは更に大きな山でした。

それが、パイプライン2です。

 

 

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パイプライン2、最初の週にいきなりKMDの大ボスとの格闘…講義が始まります。

我らが稲蔭委員長!!

毎日変わる、「どこで買うんだろう…?」と思わずにはいられないカラフルな柄シャツが講義の見どころ…

 

 

 

ではありません!笑

グローバルに活躍する「リーダー」とはどうあるべきか、

「アイデア」を「コンセプト」にまとめるにはどうしたらいいのか、

メディアの特性を活かした「デザイン表現」を考える、

など様々な実例を元に、遊び心溢れる講義でビジネスのベースを学びます。

座学もありますが、基本的にみんなで実際に体を使ったり頭を使って課題に取り組みます。

 

 

 

私が印象に残っているのは、やっぱりここでもエレベーターピッチ。

KMDに入るとよくやるんです。この訓練。

ある日突然、エレベーターで大企業の社長に遭遇するチャンスが訪れたら…

あなたはどんな言葉で自分を売り込むでしょうか?

 

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今回はクラッシュコースとは違い、実際にKMDのボスである稲蔭先生に自分を30秒以内に売り込んでみます。

教室のスクリーンにエレベーターの映像を流し、同期が見守る中、

自分がやりたいこと、その新規性、可能性、何を協力して欲しいのか等々、話します。

 

 

 

伝えるって難しい!

そして、エレベーターはやーーーーーーい!

だれか!時を…止めて…!!というか、エレベーターの扉開かないで!!

とか思いつつ、残酷にもあっという間に時は過ぎるものです。

 

 

人生のなかで、いつ、どこでチャンスが訪れるかは誰にもわかりません。

そのチャンスが明日来たとしたら、あなたはそれを掴み取れるでしょうか?

備えあれば憂いなし!

いずれ来るビッグウェーブに乗るための準備は、KMD生にとっては欠かせないのです。

 

 

そんなこんなで、色んなテーマでグループワークを経て、次の週!(雑)

 

 

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今度はKMDが誇るインターネットビジネス界の巨人、古川享先生の授業。

みなさんご存知かとは思いますが、古川先生は日本Microsoftの初代CEOであり、

ビルゲイツや世界のインターネッツ猛者たちと幾つもの修羅場をくぐり抜け、対等に渡り合ってきたキングオブビジネスマン。

 

 

 

そんな先生の贅沢な授業を受けられるのはKMDだけ!

夢をビジネスとして実現させるための具体的な方法を教えてくださいます。

時には厳しいご意見もくださいますが、基本的に愛の鞭!

先生の懐の深さはマリアナ海溝に例えられるほどなのです。

(私にはなんの権限もありませんが、異論は認めません。)

 

 

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そのまた次の週は、太田直久先生と古川先生の共同授業!豪華!

自分のアイデアを人に簡単に伝えるための、

「プロトタイプビデオ」を全員が作成できるようになるための授業をしてくださいます。

KMDの所有する最新の映像・音響システムを実際に使いながら、実践的に学びます。

 

 

様々な撮影技法を座学で学び、

動画配信を実践したり、

照明の当て方による印象の違いを学んだり、

動画の素材を与えられて、編集によってグループごとに異なるストーリーを作ったり…

とにかく、すっごく楽しい授業です!!動画作り楽しい!!キャッキャ!!

太田先生のキャラクターも、お腹にやさし〜い感じです。

包み込まれます…

 

 

さて!!

 

 

これらの授業を踏まえて、グループでひとつのプロダクトやサービスを作り、

プレゼン、プロトタイピングビデオの発表を行います。

製品をどのように提供し、利益を得るのか、細かな想定まで行います。

 

 

それでは、今回はパイプライン2の作品の中で、

特に私の心を打ち抜いた作品のビデオをちょっとだけご紹介します!

 

 

 

独身男性のお家に住み着く、女の子のオバケがコンセプト。

寂しい一人暮らしに彩りを添える、AIとの対話サービスのご提案

「GHOST IN THE HOUSE」です。

 

 

 

 

いかがです?このサービス、ちょっといいですよね。

いかにもな妄想ですが、実現したらちょっと嬉しい。

実は、この動画はドバイで開かれるDubai Design Weekに出展が決定!!

現地のメディアにも取り上げられるみたいですよ!!キャーすごい!!

この動画を制作したグループはドバイでオイルのビッグウェーブに乗れるのでしょうか?

 

 

 

このように、単なる基礎講座に留まらず、

良いものは世界の大舞台に立つことができるパイプライン2の授業。

次のビッグウェーブに乗るのは、そう…あなたです!!!!

Why don’t you join us…?(ウインク、ばっちーーーーん⭐︎)

 

 

 

 

※毎年パイプライン2の優秀者がDesidn Weekに出展できる訳ではありません。

※パイプライン2の授業の内容が毎年同じな訳ではありません。

 

ライター:島田誠奈

プロトタイプビデオ
Actor:村田さとし
Director:高島瑛彦
Produced by: DK.FIVE

「工場夜景」製作秘話インタビュー

 

 

11月27日のKMDFactoryまであとすこし!みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

今回はFactoryにちなんで、「工場夜景 Factory at night」を製作したKMDのOBであり、現在リサーチャーの須藤充晃さんに、製作秘話やKMDでの暮らしについてインタビューしました!
作品を見てからインタビューを読んでみてください。物作りや表現に興味がある方、必見です!!!

 

前回の記事

 

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バックグラウンドを教えてください。

ー大学を卒業してから、在学中からアルバイトとして働いていたUI(ユーザーインターフェース)デザインの事務所に5年在籍し、その後KMDへ進学しました。

 

 

どうしてKMDに進学しようと考えたのですか?

ー学生,社会人と培ってきた経験を活かして、何か新しいことに挑戦したいと思ったからです。

 

 

どうしてPower of Motion Pictures(現 :CREATO!)プロジェクトに所属することに決めたのですか?

ープロジェクションマッピングをやりたいと思ってたんです。ラジコンレースへのリアルタイムプロジェクションマッピング。

Power of Motion Picturesは映像作成手法や映像伝送をメインに研究していたので、まさにぴったりな研究室でした。

当時はまだ動体へのマッピングってあんまりなくて、ラジコンレースにリアルタイムに映像をマッピングしつつ、これを遠隔地同士で対戦できるようにしたら、マリオカートみたいなゲームが現実世界でできるんじゃないかと考えてました。

KinectとかLeap Motionとかを使ってデモ版を作ったんですが、あんまりパフォーマンスが良くなくて行き詰まってましたね。

 

 

それで工場夜景にシフトしたんですね。

ーそうですね(笑)もともと工場夜景プロジェクトとラジコンプロジェクトは並行して動かしていたんですが、KMDではスポンサーが付かないと新規プロジェクトとして認めてもらえないので、スポンサーがついた方をメインにしようと考えてました。

『工場夜景』って、今ではもう聞いたことない人がいないくらい有名になってると思いますが、私も趣味で10年くらい前から撮っていました。当時(それよりも前)から、写真を撮っている方はたくさんいたんですが、映像ってあまりみたことがなかったんですよね。工場夜景を映像にすることは難しいとわかっていたので、映像化に挑戦することで新しいプロジェクトを立ち上げられるのではないかと思いました。

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工場夜景を趣味として始めるきっかけは?

ーはじめて工場地帯に行ったのが、大学一年の時に同級生に誘われてでした。それまでも興味はあったんですが、そこからですね。その時行ったのが京浜工業地帯(川崎)で、あの時はまだ車の免許も持ってなかったから、何時間もかけて歩きまわってました。

 

 

工場のどこに惹かれましたか?

ー何がすごいってとにかく雰囲気ですよね。ちょっと伝えるのが難しいんですが… 映像や写真だけでは伝えきれないですね。音とか匂いとか、五感で感じるものだと思います。アミューズメントパークって人を楽しませるために人工的に楽しい雰囲気を作ってると思いますが、工場地帯は産業のためにあるので楽しいとかそういうことを計算して作ってはいないんです。人工的でないのに楽しいって、本当のエンターテイメントじゃないですか?

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制作された映像は早回しにみえますが、理由はなんですか?

ーこれはタイムラプスという撮影手法を使っているため早回しに見えています。定点で連続で写真を撮って、それを映像にしているんです。当然動画の一コマ一コマが写真になるんでものすごく撮影に時間がかかります。

一般的なムービーカメラで夜景を撮ると、真っ暗になってしまうんです。プロ用のシネマカメラでもない限りはこういった夜景を映像にできない。でもタイムラプスを使うと一般的なカメラでも、工場夜景のような暗い撮影対象も美しく撮影することが可能になります。

 

 

工場夜景を撮影する際のこだわりや、作品で「ここを見て欲しい!」といったところはありますか?

ー私が一番こだわっているのは、工場から出る水蒸気の動きです。

工場夜景を映像にするのが難しい理由がもう一つあって、工場って動きのない撮影対象なんですね。動画ってなにか動いていないと成立しないじゃないですか。

そこで私が注目したのは、工場から排出される水蒸気や、空の雲の流れです。これらをより現実感をもって映像にすることが私の研究のテーマでした。実は普通のタイムラプスとは少し違う手法で、流体をリアルにみせています。私はこれを水蒸気を美しく表現する撮影手法として「スチームラプス」と呼んでいます。ぜひ、流体の動きに注目してみてください。

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制作苦労話を教えてください。

ー色々あるんですが、機材を集めることが大変でしたね。工場が動かないのはさっきも話しましたが、じゃあカメラを動かせばいいんじゃない?ってことで、モーションタイムラプスっていうのをやってみたんです。それをやるための機材がものすごく高くて、Kickstarterで(比較的)安く揃えられる機材を個人で輸入したりしました。

2014年4月からは、川崎市総務局秘書部ブランド戦略担当の行っている川崎市イメージアップ事業という制度に選定されて、プロジェクトに対して助成金が出るようになって少し楽になりました。

 

 

どういう経緯で、川崎市イメージアップ事業から援助を受けることができたんですか?

ーこのプロジェクトで一番最初に立てた目標って、川崎市観光協会の公式ページに自分が作った動画を載せることだったんです。で、実際に作って持って行ったら断られてしまいました。理由は綺麗すぎるからって、嬉しいのか悲しいのかわからなかったですね。でもそれにはちゃんと理由があって、工場のありのままの姿を見てもらいたいっていう願いがあったからそういう判断をしたと後で伺いました。

ただその後でイメージアップ事業というのに応募してみたらどうかとアドバイスをいただいて、応募してみたところ採用していただけました。今思い返してみると、あの時に載せてもらっていたら今のような広がりはなかったかもしれません。

 

 

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いつから川崎駅で作品が流れるようになったんですか?

ー2014年の4月にイメージアップ事業に選定されて、9月に川崎駅と溝の口駅のデジタルサイネージで流れるようになりました。 その間にも、テレビ神奈川のLOVEかわさきという番組で放映していただいたり、Fm yokohamaのラジオに出演したりもしました。

 

 

いまYoutubeにあがっている動画は、どれくらいの期間で作成されたものなんですか?

ー丸々一ヶ月くらいですね。12月から1月にかけて、ほぼ毎日撮ってました。クリスマスも大晦日も元旦も。元旦は車の通りが少ないんで、撮影しやすいんですよ(笑)

 

 

冬の工場地帯の寒さはしんどいですよね。

ー本当に寒かったです。ビバンダム※みたいになるまで着込んで撮影に臨みました。現地までは車で行けるとはいえ、撮影中はカメラから離れるわけにいかないですしね。でも空気が澄んでいるので、やっぱり撮影は冬ですね。

※ミシュランのキャラクター

 

 

撮影って、基本一人で行うんですか?

ーこの映像を撮影した時はほとんどひとりでしたね。

 

 

一人で夜中に川崎の工場地帯を撮影するって怖くないですか?

ー全然怖くないです。むしろめっちゃ楽しい。他にも工場を撮影してる人もいますしね。

私が撮影を始めた時より、今の方が撮っている人が増えていて、工場と車やバイクと並べて撮影してる人もいます。そうして、工場の楽しみ方が「文化」や「カルチャー」として広がっている感じがします。

工場夜景って、見た目の美しさも勿論あるけれど「工場の歴史」を知ることによってより深く楽しむことができるんです。こういうのを「産業観光」っていうんですが、川崎市が行ってるツアーではその辺も解説してくれたりして結構勉強になります。

こういう風に、工場を起点とした楽しみ方って色々あるんです。5年後,10年後には今までに考えつかなかったような工場夜景の楽しみ方が生まれていると思います。

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工場夜景にそのような広がりがあるなんて知りませんでした!

ー工場夜景は立派な観光資源なんですよ。今後は工場地帯を有する地域が協力して、この『工場夜景』を観光資源としてより強固なものにしていく必要があると思っています。そのためにはまず工場地帯を有する地域の方が、自分たちの持っている「財産」に気づくことが大切だと思います。

 

 

たしかに、工場地帯が観光資源として成立するということはわかりました。でも、住民にとっては工場はあまり良いイメージはないですよね。公害の象徴のような…

ー確かに近隣にお住まいの方にはあまり良いイメージがないかもしれません。実際に、川崎駅で流している映像に対して「なぜ公害の象徴である『煙』を映像にしているのか」という問い合わせがあったと川崎市の方から連絡をいただきました。

私は、このインタビューで何度も水蒸気と言っていますが、私が撮影している工場から出ている煙は、全て水蒸気なんです。全部白いでしょ?

あとは工場の煙突から出ている炎をフレアスタックっていうんですが、あれも製油所なんかで出る余ったガスを、焼却して無害化するために行ってるんです。

これはさっきの公害の歴史にもつながってくる話なんですが、今は環境に配慮した基準がきちんとありますし、工場自体が公害のシンボルである時代は終わったと考えています。押し付けがましいかもしれませんが、まずは「工場のいま」を知ってもらうことが必要ですね。そうすることで観光資源としての工場夜景を、もっと盛り上げていけると思います。

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今後の目標は?

ー私が今作っている動画って、あくまで導入でしかないと思うんです。どんな切り口でもいいので、まず興味を持ってもらうことが大切だと考えてプロジェクトを進めてきました。

たださっきも言った通り、やはり歴史的な背景や環境のことを知ることで工場を見る視点がかわります。今後はそういったところを映像として表現していきたいです。

1982年に製作された『コヤニスカッツィ』っていうタイムラプス映像の王様みたいな映画があるんですが、文字もナレーションもなく、見事に『平衡を失った世界』を表現しているんです。これを目指したいですね。もっとも私がテーマにしているのはこれの真逆なんですが。

 

 

最後になにかありますか?

ー工場夜景の認知度は高いと言いましたが、本当に現地まで観に行ったことのある人ってまだそんなに多くないと思います。

実は海外でも工場夜景に興味あるって人はいて、むしろ歴史としては日本よりも前に工場を芸術の対象として扱っていたりするんです。そういう意味でも、潜在的に工場夜景を楽しめる人ってまだまだたくさんいると思うんです。

今はインターネットでどこの国の人でもリーチすることができる。映像という媒体を選んだのも、非言語であらゆる国の人に工場を観賞するという文化を理解してもらえると考えたからです。このプロジェクトをきっかけに、少しでも工場夜景の魅力に気づいていただけたら嬉しいですね。

 

須藤さん、お忙しい中ありがとうございました!!

 

 

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ライター:島田誠奈

photo:工場地帯 須藤充晃 / インタビュー中 林岳

KMD“ Factory at Night ” が撮る川崎工場夜景の姿

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オタク文化から生まれた「萌え〜」という言葉。

しかし最近では、アニメやオタク文化だけに限らず様々な“◯◯萌え”であふれています。

“工場萌え”もその中の一つ。

現在では工場夜景ツアーも行われるほどで、すぐに満席になってしまうそうです。

 

KMD 工場夜景

 

そんな工場夜景にいち早く目を付け、4Kクオリティで動画を作製したのが、

KMDのリアルプロジェクトとしておこなわれた『Factory at Night

2014年4月には川崎市イメージアップ事業に認定され、川崎駅に設置されている

エスカレーター上の大型ディスプレイでもご覧いただけます。

 

 

“Factory at Night” is a 4K quality video that shows the night vision
of an industrial complex, and is supposed to be used for broadcast on the Internet,
on digital billboards, and at events.

This project aims at making more people get to know the beauty of factory night views.

In April 2014 [Factory at Night] has been certified by the city of Kawasaki
to be used for an image improvement campaign.

 

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Director:Mitsuaki Sudo
Music “Rainy breath”:I.K.B

次回はこの動画を作製した、現在もKMDに在籍中の須藤さんに製作秘話をお伺いしたいと思います!